坐骨神経痛の症状とは

坐骨神経痛という病名は、厳密には存在しません。坐骨神経痛はお尻から太ももの後ろにかけて起こる痛みの症状のことで腰痛とは違います。痛みの状態も様々でチクチクと鋭い痛み・圧迫痛などがあります。対策や治療法も、原因によって変わってきます。軽度の症状の場合は体操やストレッチでの治し方も有効ですが、一度専門医の診断を受けた方が安心です。妊娠を契機に坐骨神経痛になる妊婦さんは、特に原因や予防法を先生に聞いて下さい。民間療法などの家庭で治す方法は危険なところがあります。

坐骨神経痛の治療法を探る

坐骨神経痛の治療は、痛みの症状を取り除くことが優先です。坐骨神経痛の激しい痛みは激しい苦痛を伴うことが多いからです。まずは固定・安静して対症療法を行います。
激しい痛みのあるうちは、ストレッチや体操による動的治療法は行わず、安静にします。椎間板ヘルニアの場合は特に注意して下さい。コルセットが必要になることもあります。
坐骨神経痛の治療に用いる薬は、座薬か非ステロイド性消炎鎮痛剤のどちらかが多いです。
神経痛の経過を見て、極超短波療法やホットパックで幹部を温める理学治療も行います。比較的症状の軽い人、妊娠(妊婦さん)中の人は、この治療法で改善していきます。
しかし、ヘルニア系の坐骨神経痛の治療法は、ブロック注射や外科手術を要することもあり大がかりなものとなります。極例としては、ヘルニア切除術やレーザー椎間板切除術などの治し方がありますが、これらは坐骨神経痛の治療法の最終手段といえるでしょう。
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坐骨神経痛にきくストレッチを紹介

坐骨神経痛に有効なストレッチを紹介します。スポーツ界では当たり前となったストレッチは、肩こり、腰痛、むくみ、ダイエットなどにも効果がありますので、継続して習慣化しましょう。
《《坐骨神経痛にきくストレッチ》》
【1.両脚を伸ばして床に座る】【2.右側の腰が痛い人は右脚のひざを曲げて、左脚のひざの内側に右足の裏をつける(左側に痛みがある人は逆になる)※1】【3.曲げた脚のすねの方向に両手を伸ばしてゆっくりうつ伏せになる※2】【4.呼吸を止めずにその姿勢を30秒維持する※3】【5.終わったら反対も同様に行う】
これを一日3回行いましょう。注意点としては※1=両側に痛みがある場合はやりやすい方からでOK。※2=身体の硬い人は頭をうなだれているだけでもOK。※3=ふとももの裏側のツッパリを意識して。坐骨神経痛にきくストレッチで神経痛予防に努めましょう。
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